●(A07) 故郷の夢 こきょうのゆめ 〇いねよとひびくかねのねよるのねやにかよいて

 表題:故郷の夢
 読み:こきょうのゆめ

 収録:(A)現代女子音樂 補習科 瀧起堂編 大阪音樂學校樂友會 1928(S.3).4.10=初 ◎Copy=(K21)

 記譜:同声二部合唱(伴奏付き) ニ長調 4/4

 インチピット:ミミミミミミソ|ファレミ|

 曲:ホーン,チャールズ・エドワード(Horn, Charles Edward)(1786-1849)[イギリス]おそらく
 詞:犬童球渓


[詞] ※現代女子音樂 補習科より

  寝よとひゞく鐘の音(ね) 夜の闇(ねや)に通ひて
  父母遠く忍ぶ 熱き涙枕をうるほす
  時を刻む音(おと)のみ 更くる夜半にひゞきて
  同胞(はらから)憶(おも)ふ胸に 故郷(こきょう)の山は浮び
  門(かど)柳遥かに 我を招く
  まどろむうちに急ぐ旅路
  見ゆるは故里(さと)の岡邊 馴れし水の流れ

  山青く水また清く 遊びなれし川も野邊も
  喜びて我を迎へ 我を抱(いだ)く 楽し嗚呼
  幼き昔に此の身はかへりて 面白や
  遊ぶと見る間に 忽ち破れて いとをしや
  醒めし夢の 醒めし夢の


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